81歳の母が白内障の手術をすることになりました。
今は白内障は日帰りでできて、手術時間も30分ほどで終了するくらいの簡単な手術だそうです。
もともと片目が弱視の母は、白内障が進んできたためもう片方が見えなくなると生活にも支障が出てきてしまうということで、季節のいいこの時期に手術をすることになりました。
認知症の母は手術と入院の説明をしてもすぐ忘れてしまいます。その母が不安を少しでも減らせるように、入院のときに工夫してみたことをご紹介します。
もくじ
1、入院と手術を無理に母にわからせない
今回の白内障の手術は日帰りの選択もできましたが、片目弱視の母は両目が見えない状態になるため、1日入院を選択しました。
手術に入院となると、入院準備もありますが、最近ではアメニティセットのレンタルもあるため、買い揃えることを考えたらレンタルするのも1つ方法かもしれません。
(株式会社 アメニティより)
入院をしてしまえば病院で母の様子を見てもらえるので安心ですが、心配なことが1つあります。
それは、手術と入院を母が理解できないこと。
2年前に胃がんの手術をしたときも、どうして自分がここにいるかは理解ができてなかったので、認知症の症状が進んでいる母は今回もきっとわからないと思いました。
何度か言ってはみるものの、やはり忘れてしまいます。
入院している病院から逃げ出すようなことはないと思いますが、コロナで面会もできない今、次の日に迎えに行くまで、不安に思うかもしれません。
看護師さんも話はしてくれるでしょうが、他の患者さんもいる中きっと忙しくされていて母だけを気にかけることはできないと思います。
そこで、母が安心するために看護師さんが毎回伝えなくても母がなんとなくでもわかる方法はないかと考えました。
2、目に留まるバンドをつけてみる作戦
母に知らせる方法として、一番今有効と思っているのがメモをかいておくこと。
そのメモもすぐにどこかにしまってわからなくなることが多いのですが、冷蔵庫に貼っているホワイトボードだったり、そこに貼っているプレートはみてそのときには理解はしてくれます。
それならと、身につけていて、すぐ目に留まるところに何かメモを残せないかなとネットを見ていると、手に巻きつけるメモのようなバンドがあることを知りました。
wemo バンドタイプ
ボールペンで書いておくと水でも消えず、消しゴムで消すと消えるというアイテムです。
これを手首に巻き付けておけば、母はこの文字を見てなんとなくでも理解するのではないかと思ったのです。
3、母の入院の結果は?
白内障手術自体は、難しい手術ではないので安心してたのですが、いぜん母が胃がんの手術をしてから2年経ちます。
2年前から発症した認知症は確実に進行しているため、今回病院から抜け出さないかということをちょっと心配しておりました。
結果としては、ベットを抜け出して家に帰ろうとするとまでは行きませんでしたが、19時30分頃病院から電話が・・・
母が帰る着替えをして、「家に帰らないと」と言っているとという連絡でした。
母の中では入院がやはりわからず、私はまだ未成年くらいなので家に帰って一人にしないようにしないといけないと思ったようです。
私は母に電話口すると、納得したようでその後は病院から電話はありませんでした。
次の日に迎えに行ってみると、すっかり昨日のことは忘れてしまってました。(苦笑)
首に巻き付けたバンドは留めてまんまでしたが、摩擦でほぼ消えてしまってました。
でも、1日だけでもこのコメントを書いたバンドがあることで、何度も同じことを聞かれたときにこのバンドを指差したらいいという使い方はできるかもしれません。
自宅でも、また活用していきたいと思います。