40代独身のわたしが、介護をしながらフルタイムで働く働き方をご紹介します。
介護をされている方以外でも、子育て、自分の時間をフルに使えない方の働き方の参考になるといいなと思います。
コロナの影響で、生活に制限が出ている一方で、働き方の自由さは急速に広がったと思います。
40代になると20代や30代のようにちょっと無理でもなんとかやっていける!ということは少なくなってきて無理のない、自分の身体と相談しながら自分に合った働き方を模索していく時期でもあると思っています。
働き方は多様で、この働き方が正解というのはありません。
わたしの働き方を1つのサンプルとして、ご自身の働き方をクリエイティブしていってください。
もくじ
時間はみんな一緒!それならどこを見直す?
わたしのことを先に少しお話をさせていただくと、わたしは現在業務委託派遣で働いております。
会社があるプロジェクトを業務委託を行い、そこに派遣として働いています。
わたしが派遣という選択をしたのは、親の介護が本格化してきたから。
転職をしたところで新たに頑張ろう!と意気込んで仕事をしていましたが、母の介護、そして母の病気が見つかり、慣れない仕事とで完全にキャパオーバーとなってしまいました。
正社員で雇ってもらったのに、会社にも申し訳なかったし、わたしの年代はまだ正社員の方が安定しているという考えがあってすごく悩みましたが、残業もできないし通勤も1時間半、悩んでもすでに答えは出ていて、母の介護をできる余裕はなかったのでせっかく採用になった正社員というポジションを諦めたのです。
派遣という働き方は選択肢になかったのですが、自分の性格上わまりが残っていたら先になかなか帰れない、通勤に時間がかかる、いざというとき母のことで休むことになるかもしれないので相談しやすい環境というのは重要な要素となりました。
そこで、派遣なら、勤務の時間がきっちりしていて、そして派遣先は自分で選んで応募ができるということで初めて派遣という働き方を入れたのでした。
結局、自宅から15分、ほぼ残業もなく、休みも比較的多い理想的な職場が見つかったのです。
最初に書いた通り、通常の派遣なら3年で部署を変わったり辞めなければいけないのですが、業務委託の派遣ならその業務委託が終了にならない限り、そこでずっと働けるというメリットもあったのです。
いろいろ条件は良かったのですが、時給が通常の派遣より低めというのはデメリットといえばそうなんですが、自宅にいる私には家賃がほとんど入らないので、まずは収入より働く環境を優先したのでした。
見直した大きなポイントは通勤時間!
全部リモートというのが理想かもしれませんが、ずっと介護で家にいることは煮詰まることにもなります。介護から離れて仕事をし、また早く家に戻ってきて介護をすることができるのは、本当に良い選択をしたと思ってます。
母の通院の付き添いも、午前中だけお休みをして午後から出勤ということもできるので助かっています。
料理は半分プロまかせ
介護の度合いにもよりますが、母は認知症ということもありできるだけ火を使った料理をして欲しくないと思っています。
と言っても、しないで!といったことを忘れるので止めることはできません。
IHのガスコンロにされている方も安全のためされている方もいらっしゃると思いますが、
料理はして欲しくないものの、急に機器などをかえると使い方がわからなくなって混乱すると聞くので
あえて、ガスコンロのままにしています。
わたしはフルで8時間働いているので、朝は自分の朝食と一緒に、昼・夜は前日の夜にそれぞれ用意して冷蔵庫に入れて食べてもらうようにしています。
でも、毎日の料理は本当に疲れる。。。
40歳くらいまで、ほぼ料理をせずに母任せ、出てきたものを食べるという生活だったので料理はするけど単純なものばかり。
メニューもどうしても同じものになりがちなので栄養も偏るのではないかと思ってます。
そこで、ヨシケイという宅配サービスを月に2回ほど使用しています。
メニューが5日間ほど決まっていて毎日届く食材などはとても便利です。その中で、湯煎だけですぐ食べれる料理もあり、私の時短料理の手助けをしてくれています。
本当は手作りで温かいものを作ってあげたいと思いますが、できる範囲で行うようにしないと抱え込む介護はいつ終わるかわからないので自分の中で線引きも大事だなと思います。
自分では絶対しないメニューや食材を使っての料理が届くのも嬉しいことです。
ヨシケイはお肉と特にお魚も美味しいと思って気に入ってます♪
デイサービスと訪問介護を利用する
介護をするなら、パートで働くということを考えられう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、もしあなたが独身ならできるだけフルタイムで働いてほしいなと思っています。
もちろん、正社員で長年働いてこられて会社にも数十年務めているということなら、きっと理解もあるでしょうし、介護休暇をもらったり時短で働いたり、相談して働き方を変えてもらうことが一番良い働き方だと思います。
でも、私のように務めて間もないところに介護休暇で休むのは気が引ける、会社的に難しいし、介護じゃなくても働き方を考え直してみたいということならもう一度自分の大切な条件を洗い出してみると良いでしょう。
認知症の介護は、物事を繋げて考えられなかったり忘れてしまうことで生活に支障が出ることをできるだけフォローしていく必要があります。
仕事に行っている場合は、一人でいることになるので、できるだけ短い時間でも人の目があることが望ましいということから、訪問看護を週2回、デイサービスを1回行くことで、わたしはフルで働くことができています。
母の介護があるうちは、仕事との両立は大変だと思います。
でもいつか終わる介護の時、再就職をしようと思っても、残念ながら年齢とかでフルで働ける職場が見つかるとは限りません。
ですので、自分の仕事は持っておいたほうがいいのではないかと思います。
介護で辛い時も、仕事をしていることで気晴らしになることも多いのです。
だからこそ、仕事も辛く、体力も消耗してしまう仕事ではなく、少し余裕を持って安心して働ける職場を探してほしいと思います。
収入が減っても、支出を見直せば意外とやっていけるものです。
働くのが楽しければ、必ず介護にもいい影響がでます。
就業時間の終わりを何度も時計を見て確認するような仕事ではなく、気づいたらもう帰る時間だ!というようなやりがいのあるお仕事を見つけてみてください。
派遣というのは、正社員ほどハードルも高くないものが多いので、実はやってみたかった!という仕事も経験できるかもしれませんよ。