認知症の介護でいろいろ出てくる小さな問題、みなさんはどのようにされてますか?
症状が人それぞれなので、一概に同じようにはいかないと思いますが、日中仕事をして母が一人でいられる工夫を私なりに考えたちょっとした工夫を今日は3つご紹介させていただきます。
すでにされている方もいらっしゃると思いますし、今工夫れていることにプラスで使っていただいてもいいですし、わたしもみなさんに教えていただいていることもあります。
母の症状を参考に、その工夫のお話を今日はさせていただきます。
もくじ
今日は何日?日にちと曜日がわかるように
認知症になると、曜日や時間感覚がわからなくなってくるようです。
わたしの母の場合は、かなり初期段階でわからなくなって、アナログ時計を使っていましたが、時間はわかっても日にちと曜日がわからないため全てが表示されるデジタルに変更を試みました。
ただ、ここにも問題が!!
新しく買った時計のため、自分のものという感覚がなくテーブルの目の前においてもそれが時計だという認識があまりなくて、結局違うところに避けたり、アナログ時計を見るので今日が何日かわからなくなる。
当初、カレンダーあるでしょ!今日は何曜日?なんて聞いてましたが、結局のところ昨日が何曜日で今日が何曜日の何日かがわからないため日めくりの日にちが全部載っているカレンダーは一手間加えないといけなかったのです。
そこで考えたのがこれ!!単純に、日にちを消していくというもの。
そしたらバツがない日が今日ということ。
慣れるのに少しかかりましたが、冷蔵庫の目立つところに貼ったのでそこを見ればいいと今はなんとなく理解してくれています。
これは、裏がマグネットになっていて100円均一で購入しました。
ご飯どれ食べたらいいの問題
わたしは平日は5日間、月~金のフルタイムで働いています。その間は、母は1人ですが、生活もあるため、本当はもう少し家に入れるといいのですがわたしは働きに出ております。
5日間ずっと一人はさすがに心配なので、月・木は訪問看護、水曜日はデイサービスに行ってもらいなんとか火曜と金曜日だけ完全に一人で過ごしてもらうという生活をして1年になりました。
その時に、朝・昼・夜を作って(出来合いやサンドイッチも入れつつ)それぞれわかるようにお盆に乗せます。
でもそれだけじゃ、それがいつのご飯かがわからないのです。
なので、また考えました。(プチ発明家の気分です)
そう、とっても簡単プレート方式!!
最初は適当なメモで作ってましたが、それだと毎回捨てられます。
そこで、これはちゃんとしたものなんだよ!
とわかるようにすると捨てなくなるとどなたかの情報で見て、さっそくラミネート!
これを2こずつ、計6枚用意しました。「冷蔵庫」は主に夏用です。
冬場などテーブルに食事を置いておくときは、そのうえにプレートを乗せればいいのですが、夏場になると冷蔵庫に入ってしまう食事たち。
そうなると、母は食べていいのかわからず混乱してしまうので冷蔵庫にもプレートを用意しておくのです。
これは効果的面~~~
ちゃんとわかって自分で出して食べてくれます。ただ時間が分からず時間通りに食べれないのでそこは改善の余地がありです。
プレートは捨てなくなったのですが、たまに大事にしすぎてどっかに行きます・・・
ちょっと多めに今度作っておかないとね、と密かに思うのです。
訓練もほどほどに・・私はやめました
最後のこちらは工夫とはちょっと違うかもしれませんが、毎日の薬を自分で飲むことを母にさせるのを止めました。
当初、まだそれほど認知症が進んでいないとき、毎朝の薬を曜日やカレンダー方式の薬カレンダーみたいなのに入れて毎朝自分で用意して飲むということを試してみました。
結果は残念、1つ目にも書きましたが昨日が何日で今日が何日かわからないので取り出せない。そもそも飲むことを忘れてしまう・・・
毎朝飲む必要がある大事な薬、1日くらいならいいかもしれませんが、確実に飲んで欲しいため早い段階で諦めて毎朝朝食のお盆にわたしが出すことにしました。
飲んでないじゃない!忘れちゃダメだよ〜〜って言うのもそれでストレスになってしまうので。
ボケないグッズや認知症に効果があるアイテムなどありますが、まだ認知症になってない方の商品であることがほとんどです。
すでに認知症になってしまった場合は、頑張ってしようとしてもできないことが母のストレスになりかねないため脳を鍛えるような練習もやめてしまいました。
もちろん効果のある方もいらっしゃると思いますし、否定はしません。
あくまで母は集中もできなくなっているので、楽しそうではなかったんですよね。
私の介護のスタンスは、母にあまり嫌な気持ちを持たせないよう心地よく家で過ごしてくれること。
仕事をしている私を気遣って、母が一人でどんなことをするか、何かあったらどうする?と心配だからと施設に預けたらという方もいます。
ですが、いつか近い将来お世話になるとは思います。
でもまだ自分でみたいと思う自分がいるので自分ができる範囲で母の介護を続けたいと思います。
まだまだ母のためのプチ発明は続きそうです。