高齢になれば、尿失禁、時には便失禁があるもの。わたしの母は80歳になるので多少あってもおかしくはない年齢ではあります。
ですが、ここに認知症であることが加わると、ちょっと複雑化する対策。
毎日ではないけれど、週に1、2回ある尿失禁を片付けなども最小限になる対策をご紹介します。
もくじ
そもそも失禁がある原因は?
1、感覚が鈍くなり、気づかない間に出てしまっている
2、出ると思って行動するが、行動が遅いためトイレに間に合わない
3、ガスのつもりが、便も一緒に出てしまった
4、温度感覚が鈍くなっているので気付いてないが、寒くてトイレが近くなっている
わたしの母は、これら1~4のどれも当てはまり、その時々で理由も違いますが、もう1つ胃がんの手術をしているので、胃でうまくたまらず、そのまま下から出てしまうというのもあるようです。
どんなものを使っている?
高齢の母で認知症の母は、寒さ暑さに非常に鈍くなっていて、冬でもすごく薄着の時があります。
そのため、どうしても寒さでトイレが近くなる。だからといって、こまめにトイレにいくという感覚があまりない。
テレビを見ていたら、トイレに行くのが遅れたということもあります。
早めにトイレに行くという行動がなかなか出来ない母には、冬場はできるだけ温かい格好をしてもらい、冷えを先に防ぐようにしてます。
その上で、尿取りパッドを日中に、尿取り紙パンツは長時間の外出時に使ってます。
今は、この120ccタイプで母は足りています。今後トイレにも全く間に合わなければ、吸収量が多いものに変更していかなくれはいけないかもしれません。
ただ、生理用ナプキンもそうですが、肌に当たる部分が、多少ムレやすくなってかぶれないかが心配なため、布ナプキンを用意しています。
これは、生理用のものですが、わずかな失禁くらいだったらなんとか耐えてくれるかなと、かぶれ対策で併用を考えています。
母の記憶違いでパッドが外されてしまう問題
パッドを毎回手渡して、自分でつけてもらったり、私がつけてあげたりするのですが、毎回母はこう言います。
「わたし、もう生理はないからパッドしなくて大丈夫よ。」
どうやら母はこのパッドを生理用だと思っているようで、このやりとりは毎日続いてます。
そのたびに、尿取りだということを伝えてなんとかつけてもらうのですが、わたしが仕事に出た後、トイレに行った時にいつも外してしまうようです。
理由は、”自分はもう生理がすでに終わっているから”
そのパッドをゴミ箱に捨ててくれたらまだいいのですが、ベットのマット下や、引き出しから出てきた時はびっくりです。
尿失禁をした下着も、便失禁も基本隠そうとする母は、部屋が匂うなと思ったら、椅子の下に隠していて、それも忘れていたりするので、そうなると片付けも大変。
急いでの洗濯となります。
パンツで収まったらいいのですが、ズボンにも広がるのを防ぐために、尿取りパッドをしていてくれるとわたしの仕事が少し減るので助かるのですが、それをなかなか理解してもらえず、とほほです。
そんなことがありつつも、この尿取りパッドで、もうすでに何回も下着を汚さずに済んでいるので、根気強く母につけてもらえるよう朝、母が着替えるときにつけることを習慣にしていきたいと思ってます。
どうしてもまだ何度も外してしまうなら、トイレに”パッドはつけておいて”と貼ろうかなと考えています。
母の認知症でパットをしていることも忘れるため、気付くのはトイレに行った時だからです。母の行動はこうです。
トイレに行く→あれ?なんでパットなんかつけてるんだろう→外してしまおう
なので、パッド以外にも、吸水パッド付きパンツもそろそろ考えています。
介護用品って基本少しお高めなので、高齢化社会となってきているので、もう少しお手頃になると嬉しいななんて思ってます。
パッドをつける時毎回いらないという母ですが、2回ほど言えば大人しくいったんつけてくれるだけ、今は良しとしたいと思ってます。
排尿、排便があるということは健康であるということ!と前向きに考えて自分を鼓舞してみてます。