昨日、母の兄が亡くなってその納骨式がありました。母は胃がんと認知症になってからは遠出はしたことがないので、本当に初めての遠出になりました。
母を連れて行かないという選択もありましたが、母に聞いたら
「一番可愛がってくれた兄だからお別れしないとね~」
というもので、母の体調のことなど考えて色々準備したお話をしたいと思います。
もくじ
車か公共交通機関を使用するかの選択
現在、数年前に車を売ってしまってからうちに車はありません。
車は維持費がかかる上、私は特別ドライブが好きというわけでもないため1ヶ月に乗って3回、非常に不経済ということで売ってしまったのです。
高齢の親がいることを考えると、車があると便利だとも思ったのですが、幸い病院も近いので、母の運動がてら、バスに乗ったり、バス停へ少しでも歩くようにしたいと思ったのです。
病院に近いということもあって、タクシーを使っても車の維持費を考えたら経済的だと判断したのでした。
それもあって、公共交通機関を使って墓地に行くということも考えました。
ただ、一般的に墓地は比較的山を一部切りひらいたようなところにあって、少し不便なのです。送迎バスも出ていますが、集合時間が10:30、乗り継ぎが3回あることを考えたら、母が決まった時間内に、移動や乗り継ぎができると思えなかったので、レンタカーにしました。
レンタカーにして正解だったなと、その後の母の荷物を用意して思ったのでした。
母のもしもを考えてあれもこれも持っていく
よく赤ちゃんがいる方が、おむつや着替えなど持ち物が多いと言いますよね。
高齢になった母もまた、いろいろな準備があったほうがいいなと久しぶりに外出をして思ったのです。
持ち物のラインナップこうです。
・オムツの替え
・オムツを持ち帰るジップロック
・お尻を拭くシート
・ビニール手袋
・嘔吐袋(胃がんの影響で)
・ティッシュ(箱ごと)
・ドリンク
用意してみて、あれもあった方がいいな、これも想定しておいた方がいいかも・・・
そんなこんなで、荷物が軽い大きめバックくらいになってしまい、本当に車でよかったなと思ったのです。
今後母を外出へと連れ出したいと思っているので最低限の荷物にしようと思いつつ、まだまだ吟味が必要そうです。
納骨式を無事終えたその後のお昼で
無事に車で1時間ほどの場所まで運転していくことができ、せっかく外出したので母と外食を取ろうと思いました。
母に「何を食べたい?」と聞くと「お寿司」というのでショッピングセンター内の回転寿司店へ。
ただ、ここでやっぱりまだ早かったと知ることに。
久しぶりで、調子良く食べていた母でしたが3皿目(1皿を1貫ずつ食べて)の途中で、様子が怪しくなってきて、そのまま吐いてしまったのです。
ギリギリ、持っていた袋でカバーできたのですが、まだコロナが収束していない中、お店の人もびっくりしたかもしれません。
お寿司のネタは、高齢になって、喉が細くなったり、母のように嚥下機能が落ちてきた人には引っかかりやすい食べ物なんですね。
なので、お寿司が好きな母でしたが、ほとんど食べられず、本人も少しがっかりしていて可哀想でした。
最近調子が良くなってきたので、食べられるかなと思ったのですが、残念です。
その後、喉につっかえがあると言い、茶碗蒸しもダメでした。
結局、なぜかパンはよく食べれる母は菓子パンを選び、自宅に帰ってパンを食べておりました。
当たり前のことですが、健康であればそんな準備も必要ないことが、高齢になった母には、いろいろ準備が必要など改めて思った1日でした。
逆から見れば、用意すれば母もお出かけは行けるということです。ま、すぐに忘れてしまうのですが・・・
どこに行くか理解させるのは難しい
今回の納骨式もかなり前から、何度も言ってました。
母も、記憶を保持できないので覚えているという期待はないのですが、家から外出するのに着替えをして、準備をてくれないのです。
運転中も、
母「どこ行くの?」
私「〇〇さんの納骨式でしょ」
母「もう、そんなことちゃんと言ってくれないと」とちょっと怒り気味に
いや~何回も言ったけど!!そして、運転して2~3分で「どこいくの?」の繰り返し。運転に集中できない・・・
今度は、ノートとペンも持って内容を書いて渡しておこうと思ったのでした。
また荷物が1つ増えてしまいました。
そのうち、認知症介護の外出時の持ち物の最適リストを作ってみたいと思います。