認知症の介護だけではなく、介護を普段されている方はちょっとした旅行などされているでしょうか?
一人で介護を自宅でおこなっているわたしが、普段は仕事で家を日中空けていることが多いのですが、それでも母の介護が始まってからは泊まりで旅行をしたことはありません。
母の認知症は現在、中度あたりかと思いますが、そんな母をおいてわたしが東京まで行ったお話をさせていただきます。
もくじ
日帰りか泊まりか悩んだこと
今回、東京まで行くことになったきっかけとして、母の姉にあたる方の法事があったからです。
本当は1年前に亡くなっていたのですが、コロナが影響でお葬式も出れませんでした。
ただ、本当にお世話になった人だったので、どうしても1年法要には行きたいなと思っており、今回行くという選択をしてました。
ただ、本当は東京も久しぶりなので、1泊をしたいわたしの気持ちと、それでも1泊家を空けて母を一人にすることの不安とがありました。
母が認知症になって、一度も母を一人で夜を過ごさせたことがないので、時期的にお風呂を入らなかったとしても、また次の日の朝食をどうするか?結局、朝一で帰ってくるならあまり泊まる意味がないなと考えたり。
普段仕事で、8時間以上は一人のことが多いので、(看護士さんに日中30分来ていただいてますが)それくらいならなんとかなるなかな?とちょっとお試しも兼ねて日帰りにすることにしました。
でも、やっぱり日中は気になるため、平日に来ていただいている訪問看護を土曜日に1回来てもらうことに。
それで、1回でも人の目があれば、何かあった時にも少し安心だと。
母のショートステイをあらためて考え始めた
今回のことがあって、ショートステイを利用することをあらためて考え始めました。
ただ、前回白内障の手術をして1泊した時も家に帰ろうとした母、わたしがまだ幼いという記憶を持っていることが多く、自宅に帰らないといけないと思うようです。
そのため、ショートステイに行きたがらないこともあり、まだお試しもできてません。
今回もそれがあって、ショートステイは利用ができませんでした。
早めに、一度試しておきたいなとも思った今回の出来事でした。
いつもより長めに家をあけることにはなっても、夜に帰ればなんとかなるなとも思ったのです。
プランはいたって簡単です。
①朝イチで東京に向かう
②夕方の新幹線で大阪に戻ってくる
③食事をいつも通り3食用意して出る
④私の予定をA4の用紙に書いて机に貼っておく
多少ハードなスケジュールかもしれませんが、新幹線では寝れるし、ふだん仕事で9時間ほどあけているため、あまり変わりないかもしれません。
ただ、今回平日に来てもらっている訪問介護を土曜日にしてもらいました。
まったく、1日誰の目もないのはちょっと不安だったので、それは一人で抱え込まず相談してみると意外と融通を効かせてくれるものです。
最後は自分の気持ち次第かも
今回の日帰り旅行をしてみて、感じたことがあります。
それは、自分で状況を動きづらいものにしている感情があること。
これはダメだろう、これは心配だ。。。考えるともちろん色々あるし、絶対安全ということはありません。
でも、意外と決めてしまえばなんとかなるものです。
実際、長い時間家をあけて家に帰ったら、お風呂には入ってませんでしたが食べた食器も自分で洗って(洗い残しがあるのはご愛嬌)そこそこ、片付けていました。
家が破茶滅茶になることもなかったし、私も日帰りで体力は必要なものの気持ちは久しぶりに短い滞在でしたがいつもと違う環境を楽しめたと思います。
これを機会に、ショートステイもまた試したり日帰りの旅行もしてみるのもいいなと思いました。